福井県 糸崎の仏舞
春、桜の季節、娘に誘われて糸崎の仏舞を見に訪れた。神事とかこうゆう仏事とかにあまり関心を持たなかったが、幾つかみているうちに結構おもしろいと思った。雅楽など高貴な舞よりも、こういう民族的なものに惹かれるのはやはり育ちのせいか。

糸崎寺は越前海岸を眼下に見下ろす小高い山の上に建つ。そんなに広くない境内は桜がほぼ満開で、真ん中の舞台に花ビラが舞う様子は開演を待ついらだたしさを忘れさせてくれていた。背後にある山はなんという山か、とても美しい三角形をして、そのなだらかな麓を海に沈めていた。午後1.30分から4.00までの時間はそんなに長くなっかった。
 福井市糸崎町は、鷹巣海岸の山側にある全戸数37戸の集落。
平成16年に国指定重要無形民族文化財に指定されている。「仏舞(ほとけまい)」は、国内でも貴重な伝統芸能で、仏の仮面を付けて舞う。糸崎寺の本尊である千手観音像が海からあらわれ、菩薩や天女が舞い降り一緒に喜びの舞をあらわしたのが仏舞の由来とされており、五穀豊穣や、なくなった人達の供養など、糸崎の平安を祈る行事。男衆が、金色の仏面をつけた男衆がゆったりと優雅に舞う。現在「仏舞」が残っているのは糸崎寺と京都府舞鶴市の松尾寺の2つだけと言うことです。奈良時代にこの地に伝承されたと言われている。
今年は、本尊の33年の本開扉にあたったことから、仏舞も4月16日〜18日の3日間にわたって奉納された
下の2枚の写真は初めて見るものにとってはかなり衝撃的な写真だ。このような舞はもちろん見るのは初めてだし、今日まで伝承されているとはおどろきだ。舞手は糸崎に住みここで生まれそだった長男(糸崎で産湯を使ったもの)に限られているそうだ。
仏面に黒い法衣を着た「舞仏」と金色面と青い法衣を着た少年の「念菩薩」
そして白い童面に白の法衣を着た「角守り」と呼ばれる12に人によって舞台に立ちます。横の櫓には「舞楽手」によって太鼓と鉦で調子を取る。
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