加賀藩十村役(203ヶ村の大庄屋)の館
喜多家
能登有料道路米出インターを下りて南に2キロ、集落の中程に敷地7000坪の喜多家がある。十村役門といわれる表門を入るとアズマダチの主屋が見える。旧家でありながら、藩の役所として使用されていたため、式台が2箇所と通常の玄関1箇所がある。式台は殿様専用の玄関と藩の役人が出入りする玄関に分かれ、家の中も8寸ほどの段差がある
ご主人の説明によれば 昔の一日の距離は8里といわれている 32kmが かごを担いで歩く距離だ 金沢城から この喜多家まで 約32km絶妙の位置に建つ。しかも後ろはすぐ海なので 敵から攻められることはない。主屋は道路から数b低い位置にあり、目立たない位置にあることで 幕府から目をそらそうとしたのだろう 。
役所と民家が一体となっている為か、全体に質素で色合いも地味だ。格子に特徴があって外から中に斜めにカットしてあり
外からはかなり見にくい構造になっている。代官が農民の訴え等、窓越しに裁きを行っていたのだろう。じっと見ていると目がちらちらして、かなり見にくかった。
廊下の突き当たり、上便所と殿様専用のお手水。オマルで使用したのち、健康チェックをして、お城まで持ち帰ったようだ
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