瓜生家の人
5月の連休。能美市の九谷茶碗祭りの喧騒をよそに、ツツジを見に出かけた。鯖江市の西山公園は私のお気に入りの場所だ。毎年5月の連休に必ず行くことにしている。高速道路で1時間の距離なので、気晴らしにはちょうどいい。
あいにくの小雨で、人も少なく露天商も暇な様子だった.
キリシマツツジは花がやや落ちていたが、ヒラトツツジは満開状態だ。いつもの年より多い気がする。
山全体がツツジに覆われて、広場から見る山の風景はとてもすばらしい。

西山公園近く、車で5分のところに旧瓜生家の住宅がある。神明神社の境内にあるが、元はこの近くにあったものをここに移築したものだそうだ。くぐり戸から中に入ると、驚くほど暗い。板の間の囲炉裏端に老人が一人、一瞬の緊張の後、「ようこそ 今日は少し寒いで ここへ」と意外と甲高い声でいろり端をすすめる。季節はずれの囲炉裏火を恥じながら、この民家の由緒を語っていただいた。重要文化財指定
福井県の古民家は二股の柱がよく使われている。やはり豪雪地帯特有の作りだ。
妻入りのにわの入り口近くにこの外便所がある。新しい建物なのでここへ移築したときに建てたものだろう。
トイレ考トップ
トップページ